ごあいさつ
この青龍は、私が一番最初に生成したAIアートです。
初めて生成したこの青龍を見たとき衝撃を受けました。これは自分が作ったものなのか?
考えもしない、思いつきもしない絵ができるのか!
初めて作成したAIアートのクオリティの高さと美しさに驚き、同時にこの上ない楽しさを感じました。
その瞬間、私のAIアーティストとしての活動が開始しました。
そして現在まで、たくさんの失敗を繰り返しながら、未来への挑戦を続けています。
今回、このAIアート展 鹿児島を通して、多くの方にAIアートの可能性や、表現の自由の素晴らしさを感じて頂くことができればと思っています。
AIアートは、手書きやPC、タブレットで作成するデジタルアートとは全くの別物です。
そもそものジャンルが違うのです。それは野球とサッカー、お寿司とハンバーガーほども違います。
AIアートは、ネットの中に溢れている無数の情報を取得し、それを一つの画像として生成します。
人が手を加えるのは、主に『プロンプト』と呼ばれる言葉を入力するときです。
そうです。AIアートは手で書くのではなく、言葉で作られるのです。
だからといって、AIアートは簡単にできるものではありません。いえ、訂正します。誰でも簡単にできます。プロンプトを入力するだけで、誰でも簡単にできます。プロと見間違うほどのクオリティの絵があっという間に完成します。
難しいのは、そのAIアートが人の感性に訴えるものか、自分自身が納得するものか、自分という人間を表現しているか、というさらに踏み込んだところです。
そして、AIアートは一期一会です。同じ絵は二度と生成されません。
AIアーティストは、写真家が奇跡の一枚を撮影するために、長い時間カメラを構えている姿に似ていると思います。奇跡の一枚が生成されるその瞬間を、今か今かと待っています。
ここで少し変わった話をします。
私がAIアートは素晴らしい、面白い!と感じる最大の要素です。
量子力学という物理学を聞いたことはないでしょうか。フォトンという言葉などは?
光や電磁波はフォトンと呼ばれる最小単位から構成されています。フォトンは波動という性質も持っています。要するに「波」です。
人は体から電磁波を発しています。ということは、フォトン=波を発しているということです。そして、人が発するフォトン=波には個人差があります。
私はAIアートの作成にスマートフォンを使っています。スマートフォンが受信する電波もフォトン=波で構成されていす。
ということは、スマートフォンは人が発するフォトン=波の影響を受けるということです。
ここに、私が感じるAIアートの最大の素晴らしさ、面白さがあります。
つまり、誰が作るかによっても、生成されるAIアートが異なるということです。
AIア―トは、ネットにあふれる数多の情報の集合体ということは間違いありません。しかし同じものは二度と生成されません。ここにさらに人が持つフォトン=波が影響します。
あたなが生成するAIアートは、あなただから生成されたのです。あなただから生成することができ、この世に生み出すことができたのです。
これが、私が生成AIアートは素晴らしく楽しいものだと感じる最大のポイントです。
長文、最後までお読みいただきありがとうございました。
これから、AIはさらに進歩し、人間を超える時がすぐそこまで来ています。
近い将来、AIは感情を持ちます。感情を持つという言葉は正しくないかもしれませんが、AIにも感情があると感じるようになります。
まずは見て触れてみてください。
私たちのAIアート展が、皆様の幸せな未来の小さなきっかけになれば幸いです。
NEO (Utage project 代表)